設計課題 コンセプチュアル・プロトタイピング
Grasshopperを用いたアルゴリズミック・モデリングを通して、コンセプト設定から形態生成、コンポジション、空間的質の表現までを一貫して探求する。受講者は独自のアルゴリズムや初歩的な数理的手法(ベクトル場、ボロノイ等)を活用し、問いを可視化する思考的プロトタイプを制作する。最終的にはデジタルと3Dプリントの両形式で成果を提示し、構想と実体の接続を検証する。
設計課題はフェーズ3の前半・後半で続けて発展させたものを方案A,Bとして作成し、どちらも7/21講評会にまとめて発表する。
方案Aは初期プロトタイプを3Dプリントで出力、方案Bは最終プロトタイプをデジタル模型のレンダリングで発表してもらう。
予定
5/26 設計課題の選択を休み中に考える(教師のNotion上のコメントを参照)
6/9 授業後半個人指導に設ける;設計課題の選択とコンセプトを教師に伝える
6/16, 6/23 個人指導、設計課題のコンセプトと説明文、方案Aの模型の作成、できた人から3Dプリント模型を開始し、7/6までに完了させる
6/30, 7/7, 14 システムのチュートリアルを実施;個人指導を通して方案Bを作成、発表資料を7/21までに完成させる
7/21 講評会
3Dプリンター予約: 6/17(火)-7/6(日) ↑6月中(2台)、7月中(1台)借りれます。
設計課題内容
以下の設計課題A、B、Cのいずれか・複数を発展させる。Cの小課題に関しては、前フェーズまでの作業で完成度が高いものはそのまま発表の対象としてよい(ボーナス点)。なお、方案Bは、初歩システムのチュートリアル内容を方案Aに応用した内容が好ましい。
- 設計課題A 「 波のファサード ーWave Façade」(モデリング総合演習1)
- 設計課題B「集合体設計 -Component Aggregation in GH」(モデリング総合演習2)
- 設計課題C 小課題1-6の発展版
- 小課題1:「RHINO-EX4-2 DUNE‐景観・パブリック・アートのデザイン」
- 小課題2:「RHINO-EX5 自由曲面の家具を設計する」、「EX9 引き算足し算による建築模型」又は 「RHINO-EX12-2 空間集合体」
- 小課題3:「RHINO-EX15-2 ランドスケープ建築」
- 小課題4:「GH-EX2-2 カーブモーフィングと造形1 プロファイルカーブによるバリエーション」
- 小課題5:「GH-EX11-2 カーブモーフィングと造形2 ランドスケープ建築」
- 小課題6:「GH-EX14-2 集合体モーフィング 基本 - 応用」
これまで作成した小課題に対する教師からのレビューを参考にし、概念模型として発展させよう。
講評会 発表内容要件とテンプレート
21日の発表までに以下を準備する。
2は発表前までにライノファイルとGHファイルとともにdu41758@g.kogakuin.jpにメールする。
1. 3Dプリント模型
2. 発表用PPT
- タイトル
- コンセプトボード:コンセプトの名前と、その立ち位置の定義(他の手法との比較による)(下記テンプレート#1)
- コンセプト:スケッチ、ダイアグラム、写真などの形式で提示、コンセプトの簡潔な説明文
- プロトタイプボード:プロトタイプの概要(最終プロトタイプに至るまでに異なるプロトタイプがあるのであれば、それらも含む)
- 最終プロトタイプの説明:上記プロトタイプボードの内容の詳細
- 最終プロトタイプのレンダリング(カラー):単体と仮サイトにインストールしたレンダリング
- 最終プロトタイプの3Dプリント写真
- その他の設計課題(複数ある人のみ)
以下の内容で特に重要な内容を簡潔にまとめる(下記テンプレート#2) - デジタル模型の白黒のパース
- 設計説明文(下記テンプレート#3) - 生成ダイアグラム(ステップ)/アルゴリズム - パラメータと形態バリエーション - 建築的パフォーマンス- 空間的な構成や特性
- 直交投影図(Front, Top, Right view など)
- 最低4枚、Human Eye’s View*2 + Birds eye’s view + Master plan view - カメラアングルに配慮 - 必要に応じてアウトライン表示 - シャドウを含めた立体感のある描写
テンプレート#3