フェーズ2技術│Grasshopper 2コマ(180分)| 工学院大学 2023年春「コンピュテーショナルデザイン入門」
授業内容
| 実技「GH基礎総まとめ」
Chap1 GHの概要
Chap2 ソフトウェアの使用方法
2-1: インターフェース
2-2: 始めてのGHモデル
ワークフロー・ライノとの連携の理解 パラメーターを使用する
2-3: その他インターフェースとナビゲーション
Chap3 コンポネント学習
3-1: PARAM
- 変数とオブジェクトタイプ、Volatile とPersistent
- EX2-1 MAD 「Absolute Tower」
- EX2-2 バリエーション
3-2: SET vol.1 - List(リスト) - とGHデータ構造
- GHデータ構造
- EX3 リストとツリーの比較1 点の順序と線
- EX4 リストとツリーの比較2 オフセットからのロフト作業
課題内容
課題#4 「GH基礎総まとめ」
以下の1ー2を実施する。
- 第4回目授業の内容の完成(GH):模型2種類 A、Bどちらも提出
- 共有GHファイルでのGH自主学習 SETS No.1 LIST
A GH バージョン「MAD Absolute Tower 」を完成させNotionに提出
B GHバージョン「プロファイルカーブをつかった造形・デザインバリエーション」―Notionに提出
※必要資料は追ってDiscordに配布する
1Bの詳細・参考図
授業で、これまで学んできたライノの造形過程と同様のものをGHで実現可能であることがわかった。ライノでも学習したLOFTとプロフィールカーブによるサーフェス作成をGH上で行う。授業でつくった1A「MAD Absolute Tower 」のアルゴリズムを少し変えるだけで、下参考図のようなものが作れる。パラメーターによる変化を遊びながらバリエーション学習を完成させること。できるだけ水平と垂直方向にのびるものを一つづつ作成する。
以下注意点:
- パラメーターによる変化は、移動、スケール、回転をつかう。回転の中心点の位置も考慮
- 開始プロフィールカーブは単数・複数どちらでもよいが、可能なら複数を使った組み合わせによる造形・デザインを積極的に挑戦してみよう。複数プロファイルカーブを使用する場合、いくつか注意点があるので、共有する開始ファイルの解説を参考にする。
- プロフィールカーブを複数にする際、本日の授業LISTとTREEの区別の理解が生きてくることを体験できる。
- 開始プロフィールカーブを複数にする場合回転の軸をそれら複数のカーブを囲うバウンディングボックスの中心点にに設定する必要がある。
- 造形・デザイン内容は以下のいずれか
- 余裕のある人はGHのパラメーターが影響する形態と機能の変化とその価値をできるだけ言語化または絵として描写してみるように。
- 水平軸向に2つの3角形がねじることにより、流れるような形態と両面方向への座位機能の提供する
- 回転パラメータがタワーからの視線を変化させる
- 高さの制御が連続したひとつの家具における機能-椅子と物を置く台等-の定義をする
水平方向:ライノの課題で作成した家具をGH化または発展させる
垂直方向:本日習ったようなタワー
全く別の用途でもよい
言語化例)
2の詳細
共有したGHファイルの内にはリスト型コンポネントのアルゴリズムを紹介している。その中で特に以下はよく使うので名前や使い方になれよう。
Insert Items, List Item, List Length, Shift List
来週の授業ではリスト型コンポネントを使ったモデリング方法を解説するが、共有ファイル上のようなコンポネント自体のひとつひとつ説明は省くので、自主学習でしっかり学んでほしい。