2025
Curvilinear Buffer
Goal is to improve the Permeability Loss with the concept of Curvilinear Buffer supported by Multi-scale Circle-Line Connection System that can offer enhanced spatial continuity and openness in Hutong spaces.
Mizuki Yamashita 山下瑞貴 (清华大学)
Opening Closed Boundaries through a Curvilinear Buffer 閉じた境界を、曲線的なバッファーで開く
本プロトタイプは、「境界を開くこと」をテーマとし、曲線によって生まれる空間の連続性と開放性に着目している。 閉じた空間と外部との間に、中間的な性質を持つバッファゾーンを設けることで、両極をつなぐ構成を目指している。
このバッファゾーンは、円や曲線の組み合わせによって形成され、円の大きさは囲まれる空間のスケールに応じて変化する。さらに、接線(PFCircleTangentLine)によって曲線同士を連続させることで、空間のつながりと開放性が段階的に変化する。
その結果、曲線に囲まれた空間が連続的に重なり合い、異なるスケールの領域が混在する多層的なバッファゾーンが生まれる。この曲線の構造は、空間を構成する第二のインフラとして機能する。
Project Data
背景:北京の胡同は、四合院を基盤とし、外部に対しては閉じながら、内部には中庭を介した開放性をもつ空間構造によって成り立っている。
問題:透過性と連続性の不足 / Permeability Loss
境界が固定的であるため、内外を横断する空間の透過性と連続性が限定されている。
目的:外部に閉じた胡同空間を解放し、内と外の開閉関係を再構成する。
コンセプト:Curvilinear Buffer / Hybrid Buffer Zone
曲線的なハイブリッド・バッファーゾーンを挿入することで、境界を曖昧化しながら、空間の連続性と開放性を同時に生み出す。
方法:開放したい位置にスケールに応じた円を配置し、それらを接線的な線で接続することで、曲線的な空間操作を生成する。
システム:Multi-scale Circle-Line Connection System
円が開放性を、線が連続性を担い、L・M・Sの半径設定によって四合院・棟・世帯レベルの境界操作を統合する。
スキーム:①開放したい位置に円を配置し、②連続させたい方向に線を結び、③胡同全体をうねる曲線として展開することで、閉じた空間を解放する。
パフォーマンス:閉じた境界の空間開放性能とフローの連続性